こんにちは トンボです
第三者保守というものをご存知でしょうか
日頃、会社や仕事で使っているシステムがどんな機器で稼働しているのか知っている人は多くはないと思いますが社内のインフラ周りを管理されている方たちはご存知な方もいるのではないでしょうか。
一般的だとサーバー、ストレージ、NW機器類を組み合わせてシステムは使えているのですが電化製品同様これらの機器にもメーカー保証やサポート期間が存在します。
もしも何か不具合が起きた時も電化製品であれば困るのは自分一人ですが、いくつもの機器を使用して稼働しているシステムが不具合を起こすと会社全体やサービス提供がストップするなど影響範囲が広い可能性があり得ます。
場合にもよりますがそういった影響範囲が広くなる機器などには発売からおよそ5年〜7年ほどと長いメーカーサポート期間が設けられています。
そうは言ってもシステムで使われる機器はものにもよりますが決して安くは無く、かつ入れ替えには経営的・技術的な判断要素が絡んできます。
旧システムから新システムへの移行で問題があれば結局仕事やサービスが停止してしまうことになります。
つまりお金も時間も人力も大きく必要とするということです。
そんなこともあり移行する必要がないのであれば、これまでのシステムをそのまま使用したいというニーズは昔からありそのニーズに部分的ながらも叶えることができるのが今回の「第三者保守」なのです。
ただ太字で「部分的」と書いたようにメーカーがこれまでサポートしてくれていたことを全てしてくれるわけではないのです。
そう言ったメーカー保守と第三者保守の違いについてどこかの管理を任されちゃった人に向けて書いてみますのでもし第三者保守をご検討の方は参考になるのではと思います。
・購入時の構成パーツ資料は取っておくか、まだサポート期間が残っているうちにメーカーに依頼してもらっておきましょう。
その際に特にパーツ型番などが明記されたものをもらっておくことをすすめます。
対象の機器を操作することでわかる場合もありますが、わからない部分が残ってしまうことがあるとこちら側でなんとかする必要が出てきます。
・バックアップ用の設定ファイルやOSファイルなどはいつでも提示できる状態にしておきましょう
主にNW機器の話なのですが交換する機器に設定ファイルやOSファイルなどを投入してこれまで稼働していた機器と同じものが用意されるようなのですが、それらがないとハードウェアだけの交換までしかできないことになってしまいます。
バックアップは運用・管理するこちら側で基本保管していると思いますので大丈夫だと思いますが不安な場合はこれも早めにメーカーに聞いて保管しておくことをおすすめします。
・その機器の操作方法を簡単でも理解しておきましょう。またはサポートがあるうちにメーカーから日頃の操作方法を聞いてみましょう。
案外教えてくれます
上2つのように提示を求められる事態になった場合に操作する必要が出てきてしまいます。
・OS、アプリケーション、ファームウェアなどハードウェア障害以外の問題は対象外である場合が多いので別で解決策も検討しておきましょう。
ざっくりこんなものでしょうか
また以下に構成資料の参考情報を記載しておきます。
・サーバーなら
機器型番,CPU,HDD,メモリ,Raidカード,増設カード,電源(種類があれば) のあたりが明記されたものが通常機器購入時などにあったりしますし、無くてもまだメーカーサポートが残っていればもらえる可能性があるので用意しておきましょう
ストレージなら
・機器自体で別れるのであくまで参考程度になってしまいますが
機器型番,コントローラ,電源,追加アダプターなどのあたりを確認しておきましょう
NW機器なら
・購入時に追加オプションやライセンスをつけていればまた構成資料のように控えておきましょう
・対象機器で使用中のOSファイルやソフトウェア類はバックアップなどで保管しておくようにしましょう。まだメーカーサポート期間中ならもらっておきましょう
これだけで移行時の手間をグッと減らせられると思います
と乱文ながら書いてみましたが
何か追加で欲しい情報などあれば加筆・修正なども行っていければと思いますのでご要望あればコメントなどしてもらえればと思います。※できる範囲にはなりますが
以上、読んでもらいありがとうございましたー
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